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ペットフード事業者
ペット用品に欠陥があった場合の事業者の責任について
ペット用品を製造・販売する事業者です。自社で製造・販売した商品に欠陥があった場合、法律上、購入者に対してどのような責任を負うのでしょうか? 製造・販売したペット用品に欠陥があった場合、製造業者には、民法上の責任の他、製造物責任が生じるおそれがあります。 以下の順に、詳しく説明します。 民法上の責任について 製造物責... -
動物病院
ペットの手術に関する同意書について
獣医師をしておりますが、手術を行う際に医療事故が起きてしまった場合に備えて、「手術により生じた損害に関しては何らの責任も負わない」との内容の同意書を作成し、飼い主さんにご署名いただくことは可能でしょうか? 責任を一切負わないという内容の契約書に関しては、無効と考えられます。 以下の順に、詳しく説明します。 手術を行う... -
ペットフード事業者
ペットフードの無添加表記について
ペットフードを販売する事業者です。ペットフードの表記において、着色料・香料・保存料の添加物不使用と記載することは可能でしょうか? 一定の条件を満たす場合は、無添加表記をすることが可能です。 以下の順に、詳しく説明します。 添加物表記に関する法規制 添加物表記に関する他の規制について まとめ 【ペットフードの添加物表記に関... -
動物病院
販売前の犬の健康診断で先天性疾患を見落とした獣医は責任を問われる?
私は獣医師として、ペットショップからの依頼を受け、販売前の子犬の健康診断や予防接種を行っています。過去に私が健康診断を実施した子犬が、別の動物病院で避妊手術を受けた際に、その動物病院の獣医師から、動脈管開存症(PDA)という先天性の心疾患があると診断されたそうです。ペットショップは、当該子犬の購入者に売買代金を返還した... -
動物病院
手術をしたペットが死亡|獣医師や動物病院が負う法的責任とは?
私は、獣医師として動物病院を経営しています。当院に来院した犬(15歳、柴犬、メス)について、当院に勤務する獣医師が次の3つの手術が必要と判断し、3箇所の手術を同時に行いました。①子宮蓄膿症治療のための卵巣子宮全摘出②口腔内腫瘍治療のための下顎骨切除③乳腺腫瘍切除の3か所の手術術後約2週間が経過した頃、犬の状態が悪いと判断した... -
動物病院
ペットが手術後に死亡 獣医師の説明義務とは?
私は獣医師をやっています。左前足に腫瘤があるペットの飼い犬(13歳、ゴールデン・レトリバー、メス)を診断したところ、腫瘤の切除が必要と判断し手術を行いました。手術後1か月半ほどして、飼い主の夫婦から手術した犬が、腫瘍が再発したこと等により死亡したとして、①治療義務違反、②説明義務違反の債務不履行または不法行為に基づく損害... -
ペットショップ
販売したペットに先天性疾患があった|ペットショップの責任と対応方法
ペットショップを経営し、犬や猫を販売しています。販売後、購入者から先天性疾患が判明したことを理由に返品(返金)を求められました。このような場合、ペット販売業者は返品・返金に応じなければなりませんか? ペット販売業者は、動物愛護管理法に基づいて、販売する犬・猫の病歴、その親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況を含む特性... -
ペットショップ
犬の鳴き声による騒音トラブル|ブリーダーがすべき対策は?
木造住宅1階で小型犬のブリーダーをして暮らしていますが、私の家に隣接するマンションの方が、鳴き声がうるさいと慰謝料300万円の損害賠償請求をしてきました。建物の防音設備を整えるなど対応しましたが、納得してもらえませんでした。ブリーダーなので犬が多少吠えてしまうのはやむを得ないと思うのですが、損害賠償しなければならないの... -
動物病院
【弁護士解説】動物病院の広告規制について
リスティング広告や、SNS広告で、クリニックの宣伝を行おうと考えている動物病院の方も多いのではないでしょうか。 もっとも、動物病院の広告に関しては、法的規制がかかることがあります。 そこで、動物病院の広告規制に関して、以下順を追って解説致します。 【広告とは】 そもそも広告というためには、 (1)誘引性(飼育者等を誘引す... -
ペットフード事業者
【弁護士解説】ペットフード・ペット用品の広告規制について
リスティング広告や、SNS広告で、クリニックの宣伝を行おうと考えているペットフード・ペットショップ事業者の方も多いのではないでしょうか。 もっとも、ペットフード・ペット用品の広告に関しては、法的規制がかかることがあります。 そこで、ペットフード・ペット用品の広告規制に関して、以下順を追って解説致します。 【薬機法による...